西浦和クリニックプラザ歯科ブログ blog

歯の本数と生活習慣病の関係性🦷

1、皆さんは、ご自身の歯が何本あるかご存知ですか?
通常、永久歯は28本あり、12~14歳で生え揃います。親知らずを含めると32本になります。
しかし近年、40代で約40%の人が一本以上の歯を失っています。
そして、50代になると急激に歯を失う本数が増え始めます。
[一人平均の歯の本数]
40代   約28本
50代   約25本
60代    約22本
70代   約19本
80代以上 約13本
<平成28年歯科疾患実態調査 参照>

2、どうして歯を失うのでしょうか?
外傷や矯正のために歯を抜くこともありますが、殆どの方は虫歯や歯周病で歯を失っています。
①虫歯
お口の中の細菌が糖分をエサにして歯に付着して歯垢となり、酸(うんち)を出すことによって歯が溶ける病気です。歯磨きで汚れが取りきれていなかったり、糖分を摂りすぎたり、だらだら食べを繰り返すことによって進行します。アルコールの過剰摂取も、口が渇くことで虫歯になりやすくなります。
②歯周病
細菌が歯肉の中に入り込むことによって、歯肉が炎症を起こし、やがて歯を支えてる周りの骨が減り、最終的に歯がグラグラして抜けてしまう病気です。
特に喫煙者は、血管が収縮するため歯肉の炎症がわかりづらいですが、歯周病が悪化し易いです。
このように、虫歯も歯周病も日頃の歯磨きや過ごし方で予防できる生活習慣病なのです。

4、さらに怖い合併症
①糖尿病
歯周病菌が糖尿病を悪化させます。そして、糖尿病の人は歯周病が悪化し易いです。歯の喪失が10歳早まるともいわれています。
②心疾患、脳血管疾患
歯周病菌が歯肉から血液の中を通り、全身へ巡り、血管の一部を詰まらせてしまうことがあります。
③早期・低体重出産
歯周病に罹患してる妊婦さんは、歯周病に罹患していない妊婦さんに比べて早産や低体重出産になることが多くなります。
このように、
生活習慣によって虫歯や歯周病になる

虫歯や歯周病によって他の生活習慣病を併発・悪化

他の生活習慣病によって虫歯や歯周病が悪化・喪失
という悪循環に陥ってしまいます。

5、歯・お口の健康は、全身の健康に繋がります!
ぜひ、生活習慣を見直して、定期的に歯医者さんで虫歯・歯周病の検査やクリーニングをして、いつまでも元気に健康にいられるように予防していきましょう。

当院では、ゆすぐだけ5分で結果がわかる‘唾液検査’を導入しています。
ご自身の虫歯菌や歯周病菌の状態、お口の状態に合わせた予防法などのお話をさせていただきます。
気になる方はぜひ、お声がけ下さい。

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